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No.284 2016年4月1日

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ようやく特別管理廃棄物に指定
水銀廃棄物を指定
―それぞれ処理基準を追加―

 ようやく水銀について、特別産業廃棄物に指定された。と言うのは水銀については、本紙においても再三取り上げている様に、すでに水銀については、法律にも指定されているものと思っていたが、正式には、平成28年になることが分かり、そうだったのかと感無量である。特別管理産業廃棄物と指定されるものは、廃水銀と廃水銀等を処分するために処理したものに大別されそれぞれ基準を示している。

【改正の概要】

1.特別管理廃棄物に指定された物、水銀若しくはその化合物に含まれている物等で、また水銀等を処分
  するために処理した物が指定されている。

2.収集運搬に係る処理基準及び管理基準の追加その他特別管理産業廃棄物の許可、管理責任者の
  設置等を定めている。


水銀に関する水俣条約締結を閣議決定
―廃水銀の特管指定を受け―
 同法施行令等の改正により、廃水銀等が特別管理産業廃棄物に指定された。これを受けて、全国産業廃棄物連合会は、連合会発行の産業廃棄物管理伝票(直交用単票、直交用連続票)に「廃水銀等」を「13号廃棄物(有害)」の後に追加し、5月末以降、頒布を開始する。


――  事業計画と事業報告  ――

 事業計画とか事業報告は、各事業体にとって決まりものとして、毎年報じられ聞きなれた言葉であるが、よく考えると重要なものといえる。まず事業計画がなければ、その事業用の活動は出来ないし、事業報告がなければ、今まで何をやってきたかわからず、今後の方向性が不明ということで、事業体として成り立たないのである。これ程大切なことが、簡単に通ってしまうのが、通常なことであまり気にしないのが当たり前と思っている。それが突然変わることがあれば話が違ってくる。最近はそれに近いことが多いような気がする。常識では考えられない事が起こってからでなければ、とりあえず方向性もわからず、困難が生じる恐れもあり、極端に言えば何もわからないと言うことになる。言い換えればこんな難しいことを変えていると活きていけないことになり、そこでいろいろと考え方を作るのだと思う。ところが人間は作り出した考え方に、左右され身動きできないことが多々あるようで、考え方を今一度考えることも必要になってくる。なぜこんなことを言うか、最近こんな事が多くてならない気がするからで、今一度よく考え直す必要がありそうで、行動するのはそれぞれが済んでからで良いと思う。

医療廃棄物研究所  所長 渡辺 昇