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No.269 2015年1月1日

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水銀廃棄物セミナー

東京・大阪において開催
―産廃業者の今後の対応について―

 御承知の通り水俣条約が、2015年には発行される見込みとなり、水銀廃棄物の適正処理が、求められる
ことになったことを機会に、今般全国産業廃棄物連合会では、「水銀廃棄物セミナー」を開催することになった。

◆水銀廃棄物セミナー◆

・開催日と会場
 東京会場(平成27年1月29日)
  ベルサール八重洲
 大阪会場(平成27年2月6日)
  梅田スカイビルタワーウエスト

━プログラム━
・水銀に関する水俣条約の採択を踏まえた、今後の水銀対策について 講師 環境省産業廃棄物課
・水銀廃棄物の処理について課題とポイント                  講師 京都大学院教授 高岡 昌輝
・水俣条約を踏まえた水銀リサイクルの今後                  野村興産(株) 藤原 悌
・水銀廃棄物の埋立処分について                        全国産業廃棄物連合会
講演終了後参加者との意見交換会をおこなう。


◎医療廃棄物勉強会◎

行政指導で講義を
━都の係長が出席し説明した━

 東京都産業廃棄物協会の医療廃棄物委員会では、平成26年11月4日東京産業廃棄物協会会議場において
「医療廃棄物勉強会」を開催し、東京都より係員を招き最近の医療廃棄物事情等について話を聞いた。
また恒例の全員でのディスカッションもおこなわれた。

――年のはじめに――

 決まり文句に「現下の厳しい状況を乗り切っていくためには」があることは、衆知のとおりであることはわかり切っていても、暮れが迫ってきたり、新年に当たってはつい口に出てしまう。このような決まり文句でも、通常の時とは多少違うように思えるから妙である。実際状況が厳しければ、それなりに対応も厳しくなるのだが、そうはならないようなので、やはり天下泰平というところが実際なのだろう。目につくところで新春賀詞交歓会の多いことに驚かされる。何々地区協議会とか産業廃棄物を考える全国大会等が、頻繁に開かれることは良いことではあるが、あまりにも形式的になり過ぎ、会議のための会議になっていないか、良く考える機会ではないか、先のエボラ出血熱対策にしても、関係行政機関の緊密な連携の下、政府一体となって対応することになっているようであるが、要は廃棄物処理法に基づく、「感性廃棄物処理マニュアル」に基づき適正な処理をお願いするとのことで、それ以上のことは、それぞれの機関で適正な処理の確保をお願いしているとの事であると言われている。以上言葉では適正な処理を願いながら結局は出先に委ねていることになっている。全ての機関が適正な指導を受け、充分な対応が出来ればよいのだが、今のところ決して充分とは言いかねるから問題なのである。できれば基礎的研修を施し、準備を完全にして対応すべきと考えている。マニュアルや対応策は立派でも、それを受ける側に充分な準備がなければ何にもならないことを銘記すべきである。

医療廃棄物研究所  所長 渡辺 昇