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力強い医療廃棄物処理業務のパートナー医廃NEWS

No.268 2014年12月1日

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エボラ出血熱対策

環境省より都道府県あてに
―廃棄物の適切な処理の確保のため―

 現在西アフリカで感染が、拡大しているエボラ出血熱について、環境省では廃棄物処理の観点から、公衆
の保健上の緊急事態であることを宣言し、政府が一体となって対応することになった。エボラウイルス病は、
感染したヒトまたは動物の血液などの体液と、直接接触した場合に感染の危険が生じる。エボラウイルスの
最も一般的な症状は、突然の発熱、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まりその後嘔吐、下痢、
発疹、肝機能および腎機能の異常、さらに症状が増悪する出血傾向となる。潜伏期間は2日間から最長3週間
といわれており、汚染注射器を通じた感染では短く、接触感染では長くなるといわれている。

◆感染症指定医療機関◆

(概要)
 厚生労働大臣又は都道府県知事は、新感染症、一類感染症及び二類感染症の患者の医療を担当する
感染症指定医療機関(一定の基準に合致する感染症指定病床を有する医療機関)を指定する。

特定感染症指定医療機関
・厚生労働大臣が指定
・全国に数箇所
・新感染症の患者の入院医療を担当できる基準に合致する病床を有する

第一種感染症指定医療機関
・都道県知事が指定
・原則として都道府県域毎に1箇所
・一類感染症の患者の入院医療を担当できる基準に合致する病床を有する

第二種感染症指定医療機関
・都道県知事が指定
・原則として2次医療圏域毎に1箇所
・二類感染症の患者の入院医療を担当できる基準に合致する病床を有する

結核指定医療機関
・都道府県知事が指定
・結核の患者の通院医療を担当できる医療機関

――通常にすごすのが――

 本欄について賛成・反対の声は、最近多少多くなり、どちらにしろ頑張ってもらいたいらしい。一般の声にして、あらゆる悪を排除して、善を守る意見が多いことは当然としても、世の中の乱れが、こうも反映するのかと驚いている。ここで取り上げるのは、ほんの一端としても、まあよくも話しはつきないものだと思う。日々話し継がれるものはもちろん、突然起こるものにも、これは何だと考えさせられるものが多くなったような気がする。当たり前であるものが、そうでなければどう対処すればよいのか、今までの常識では計り知れないものがあり、無い知恵を絞りだしながら、世の中を渡り切っている始末である。ところが良くしたもので、時には一服の涼気が吹くようなこともあるから、生きることをやめるわけにはいかないのである。それが長く続き、繰り返されたなら現実であっという間に目を覚ましてくれる。よくよく考えれば、これが普通で通常はこれを繰り返しているのだと思えば、非常に気は楽になるはずである。気持ちとしてはわかっていても現実はそうはいかないのが常で、機会をとらえどうゆう形にしろ発散しなければならないのである。幸い私には”医廃ニュース”があり、時々発散しているつもりであるから、何とか気持ちを維持していると思っている。今後は皆さんの発散場所として提供したいと思っているので、大いに活用してもらいたい。

医療廃棄物研究所  所長 渡辺 昇