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力強い医療廃棄物処理業務のパートナー医廃NEWS

No.185 2008年2月1日

処理業者対象の研修会

ICタグ・電子マニフェスト問題を中心に
東京都環境局・東京都医師会・東京産業廃棄物協会で

例年行われている、東京都環境局・東京都医師会・東京産業廃棄物協会の共催による「医療廃棄物処理従事者(医療機関従事者・処理業従事者)対象の研修会」が、まず処理業者を対象に、下記の通り開催されることになった。
本年度(平成19年度)は、現在一部実施され成果を上げている、ICタグによる追跡検証と電子マニフェストを連結するシステムをさらに拡充するため、各講師(都環境局・都医師会・都環境整備公社・東京産業廃棄物協会)がこの問題をそれぞれの立場から取り上げ、講演することになっている。
なお、医療機関従事者対象の研修会は3月22日を予定している。

――記――
【日時】
平成20年2月27日(水)13時〜

【会場】
情報オアシス神田 神田北スペース「オアシス4」
(東京都千代田区神田多町2-4 第2滝ビル3F)

【会費】
協会員1,000円、一般2,000円

【問い合わせ先】
(社)東京産業廃棄物協会
東京都千代田区内神田1-9-13 柿沼ビル7F
TEL:03-5283-5455 FAX:03-5283-5592

『「医廃NEWS」総集編(上)』を発刊

既報の通り、「医廃NEWS」の創刊号から第150号までをまとめた『「医廃NEWS」総集編(上)』(A5版・316ページ)が1月に発行されました。ご入用の方は当研究所までご連絡ください。

医療廃棄物研究会

第15回医療廃棄物研修会を開催
有害・医療廃棄物処理の適正化とその実際

医療廃棄物研究会は、恒例の研修会を下記の通り開催することになった。今回は、医療廃棄物の適正処理を推進するため、有害廃棄物として医療廃棄物の周辺も含めた幅広い領域で捉えて、今後の動向や展望を探ることにしている。

――記――
【日時】
平成20年2月15日(金)10時〜16時30分

【会場】
東京慈恵会医科大学 西講堂
(東京都港区西新橋3-25-8)

【定員】
60名

【会費】
会員10,000円(廃棄物学会員含)、非会員20,000円、学生4,000円

【問い合わせ先】
医療廃棄物研究会事務局(担当:仁田)
東京都港区芝大門1-5-10 コシダ大門ビル
TEL:03-6403-5870 FAX:03-6403-5871

実行することで打開

医療廃棄物の適正処理については、平成3年の廃掃法改正以来、再三にわたり「適正処理の推進方策等に関する検討」や「医療廃棄物等の適正処理に関する調査」等々が行われ、現在も在宅医療廃棄物や新型インフルエンザ発生時における医療廃棄物の検討・調査が行われている。

そして、そのつど検討結果や調査報告が発表され、それに基づいた通達が出されているが、以前この欄でも述べたように、基本的な問題を先送りしているため、ややもすると非現実的な文面にならざるを得ず、行政当局の苦労の様子がうかがい知れる。

医療廃棄物関係の先生方の多くは、「医療廃棄物の適正処理方式の確立については、すでに問題点は出尽くし、解決策もそれなりにあるので行政をはじめ医療界・処理業界が実行に踏み切るかどうかにかかっている」とまで断言している。

確かにその通りで、現在行われている「東京都医師会・医療廃棄物適正処理推進事業」では、試行錯誤を続けながらも問題点を一つひとつ解決し、現状で考えられる最善の方式を生み出していると思われる。やはり、難しいといわれようが、実行することが第一であるとの証明といえるだろう。