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力強い医療廃棄物処理業務のパートナー医廃NEWS

No.184 2008年1月1日

東京都医師会・医療廃棄物適正処理推進事業

獣医師会も参加して事業を拡充
13地区医師会・15支部獣医師会が実施

既報の通り、東京都医師会・医療廃棄物適正処理事業は、葛飾区医師会に始まり、現在では東京都獣医師会にまで及び、13の地区医師会、15の支部獣医師会が実施に踏み切っており、さらに数カ所の地区医師会が近日中に参加を予定するまでに拡充した(下記一覧参照)。

なお、この推進事業では、参加する診療所すべてにICタグによる追跡・検証システムおよび、電子マニフェストへの連動システムを導入しており、収集・運搬から最終処分に至るまでの全工程を確実に把握するとともに、煩雑なマニフェストの管理事務をシステム上で行えるようになっている。

■事業を実施している地区医師会・支部獣医師会一覧■

【地区医師会】 
葛飾区、足立区、新宿区、江東区、小石川、板橋区、
豊島区、北区、田園調布、浅草、すみだ、日本橋、文京区
※なお、下谷、世田谷区、千代田区、渋谷区等が近日中に実施予定

【支部獣医師会】
町田、新宿、南多摩、渋谷、練馬、葛飾、八王子、府中、
大田、杉並、世田谷、武蔵野・三鷹、目黒、北多摩、品川

『「医廃NEWS」総集編(上)』を発刊

医療廃棄物研究所発行の「医廃NEWS」は、平成4年10月1日の創刊以来、平成20年1月で184号を数えるまでになりました。そこで、創刊号から第150号までをまとめ、『「医廃NEWS」総集編(上)』として、今月中に発行することに致しました。

掛け声だけに終わらせたくない

昨年を象徴する言葉がいろいろ発表され、1年を表す漢字が「偽」の字に決まったことは、昨今の風潮を表すのにあまりにピタリとはまりすぎて、今後を考えると恐ろしくもある。

また、「そんなの関係ねぇ」と派手なアクションとともに叫んでいる様子は、古人のいうところの「世も末か」という慨嘆を、現実として受け入れなければならないのかと一瞬思ったりもした。

加えて、最近は新年を迎えるたびに、何かやり残してきたことがあるようで、昨年が「偽」の年であっただけにその感が強い。見方によっては解決できない問題が多すぎて、大方の人々が得意とする先送りをせざるを得なかったからかもしれないが、多くの人々は、世の中建前で成り立っている限りそれでよいのだと「鈍感力」を発揮し、あまり気にしていないようである。

さて、それでは新年の抱負はあるのかといわれれば、ないというわけにもいかず、まずは掛け声だけでも上げることにすれば、「偽」の反対に「真」をあえて訴えることになる。

本物の医療廃棄物処理はどうあるべきか、このような状況下であるだけに、今こそ30年近い実績を生かし、より多くの人々の理解と協力が得られるよう、掛け声を実のあるものにしていきたい。