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No.182 2007年11月1日

地球温暖化対策推進本部

自主行動計画の策定を病院等にも要請
「京都議定書目標達成計画」を見直し、対策を強化

地球温暖化防止対策のため、政府は2005年2月に発効した京都議定書に基づき、「京都議定書目標達成計画」を作成、業界の各分野ごとに「自主行動計画」の策定を要請し、着実な実施を求めている。
しかし、現状のままでは、京都議定書が求める温室効果ガス排出量の削減目標達成は困難な情勢となっている。そのため、このほど政府の地球温暖化対策推進本部は、京都議定書目標達成計画の見直しを行い、現在自主行動計画を策定していない病院や学校、産業廃棄物処理業者等に対して、計画の策定を要請することになった。
なお、病院等ではすでに各分野で省エネ対策を実施しているが、医療廃棄物処理まで拡大できないかを検討するところも出てきている。

環境自主行動計画とは
(1) 業種としての計画を策定する
(2) 数量的な目標を設定する
  例:業種で排出するCO2を目標年(2008〜2012年度)において、基準年(1990年)比で6%削減する
(3) 目標達成のために実施する対策とその効果を記載する
(4) 毎年度CO2排出量を把握し、目標状況を評価し公表する

(社)東京都臨床検査技師会

医療廃棄物処理の現状を取り上げ
公衆衛生検査研究班の研修会で

(社)東京都臨床検査技師会では、医療廃棄物問題について、以前から会報・会誌や講演会・研修会等を通じて活発な啓蒙活動を展開してきたが、このたび、公衆衛生検査研究班が別記のとおり研修会を開催することになった。

―記―
日  時:平成19年11月30日(金) 18時30分〜20時
会  場:永寿総合病院(3F 多目的ホール)
講  演:医療廃棄物処理の現状について(医療廃棄物研究所 渡辺 昇)
連絡先:永寿総合病院 臨床検査科 原田 典明
      TEL:03-3833-8381(内線2284)  FAX:03-5807-6270

やはりマスコミの力は絶大

世の中がおかしくなっていると言われて久しい。確かに、日々起こっている事象を見る限り、何となく納得してしまう。

加えて、問題が起こると一斉に持ち上げ、一斉にこき下ろすマスコミ(シャワー・ジャーナリズムと言うそうだ)の態度は、問題の核心をわざと外して論じているような気がしてならない。

なに、昔からマスコミは物事は大きいほうが良い(?)と思われるような動きをしているよ、と事もなげに言う人もいるので、これはマスコミの宿命なのかもしれない。タテマエばかりを並べ立て、実際は正反対な状況の中で生きている人々にとって、シャワー・ジャーナリズムは本音と錯覚させる力を持っているのである。

医療廃棄物問題にしても、マスコミは取り上げてはくれるが、どうセンセーショナルに報道したところで、量的にも関心度的にも元が小さいので尻すぼみに終わる。不法投棄や不適正処理がなぜなくならないのかという視点で報道しているのではなく、ここでも、物事は大きいほうが良いと思っているのではないか、という印象を受ける。

マスコミに対し批判的なことを述べてはいるが、半面、マスコミの力は絶大だということも事実であり、良い意味での協力であれば、ぜひお願いしたいところである。