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力強い医療廃棄物処理業務のパートナー医廃NEWS

No.166 2006年7月1日

(社)全産廃連・医療廃棄物部会

新陣容のもとADPP(医療廃棄物編)を展開
第1次審査で40社を参加承認・次回締め切りは7月31日

既報の通り、(社)全国産業廃棄物連合会は、平成18年度ADPP(医療廃棄物編)の第1次参加申し込みを5月31日に締め切り、6月8日の医療廃棄物部会の運営委員会において参加の可否について審査を行った上で、40社の参加を承認して各社に通知した。また、次回締め切りは7月31日となっている。

なお、医療廃棄物部会の部会長および運営委員は改選時期であるため、今後は各地域協議会より選出された新たな委員によって運営されるが、部会長については渡辺昇理事が再任された。

ADPP参加企業は(社)全国産業廃棄物連合会のホームページにて検索できます(http://www.zensanpairen.or.jp/)。
トップページの「医療廃棄物ADPP参加企業検索システム」をクリックしてください。

医療廃棄物事情シリーズ

医療廃棄物研究所ではこのたび、「医療廃棄物事情シリーズ」として第1弾の「医療廃棄物処理はいま―現場実務従事者のために」、第2弾の「医療廃棄物事情―処理のウラ・オモテ」に引き続き、第3弾「漂流する医療廃棄物」(B5版96ページ)を発刊することになった。本書の内容は、医療廃棄物処理に関わる諸問題について、その時々の情勢を踏まえた論評を中心に掲載したものである。

※医療廃棄物事情シリーズについてのお問い合わせは、医療廃棄物研究所 (TEL:03‐3865‐2353)まで。

医療廃棄物研究会

医療廃棄物の戦略的マネジメント
不法投棄問題についての報告も併せ

医療廃棄物研究会は、不法投棄問題や医療廃棄物の戦略的マネジメントを中心とした内容の第25回研究講演会を、下記の通り開催することになった。

日時

平成18年7月28日(金)10時〜17時

会場

東京慈恵会医科大学 大学1号館6階講堂

会費

会員5,000円、非会員10,000円、学生1,000円

問い合わせ先

医療廃棄物研究会 事務局(東京都港区芝大門1‐5‐10)
TEL:03‐6403‐5870 FAX:03‐6403‐5871

後の祭りにならないように

廃棄物処理業界は大昔から(ちょっと大袈裟か)、「規制や取り締まりには慣れている」と自嘲めいた言葉をよく聞くように、その時々の制度に対応して何とかしのいできたといえる。

両法律の改正については以前から取りざたされ、一部では問題化すると危惧する向きもあり、業界としても早急に取り上げて対策を講ずるべきだと警告していたが、総じて反応は鈍く、各業者がブツブツ言っている程度だったのではないか。それがここにきて急に騒ぎ出し、欠格要件の見直しや取り締まりの緩和を訴えている。

いくら規制強化の連続に慣れているとはいえ、廃棄物処理業界にとって、この問題は実際に実施されると仕事への影響が大きいことに気付いたため、騒がざるを得ないのであろう。他の業界も同じ立場にあることはわかっていても、産業廃棄物処理業界の深層心理には不公平感があることも事実で、一種あきらめ気分が漂っている。

しかし、ただ騒いでいるだけで良いとは思っていない。このままでは後の祭りになってしまう。業界の事情を堂々と訴え、世間の理解を得て、見直しを要請すべきである。特に医療廃棄物を取り扱っている業者においては、業の特殊性は明確なのだから。