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No.150 2005年3月1日

医療廃棄物適正処理推進プログラム(ADPP)

「ADPP医療廃棄物編」として再出発
プログラムの運用等について運営委員会で整備

(社)全国産業廃棄物連合会が実施している「医療廃棄物適正処理推進プログラム(ADPP)」については、かねてより参加要項の内容を中心に参加・参加取り消しに関する取り決めを整備するなど、医療廃棄物部会の運営委員会が検討を続けていたが、このたび全産廃連の方針に基づき、「ADPP医療廃棄物編」と題して内容が整備でき次第実施することになった。

なお全産廃連では、これまで医療廃棄物部会のみがADPPを実施していたために、ADPPとは「医療廃棄物」の適正処理推進プログラムだと受け取られるきらいもあったので、今回は他の部会でもADPPの実施を準備していることもあり「ADPP医療廃棄物編」としたようである。

感染性廃棄物容器評価制度

旧認定基準を見直し新評価基準に
海外基準・規格との整合性を検討

((財)日本産業廃棄物処理振興センターでは、以前より「医療廃棄物容器登録認定制度」を創設し一部メーカーの容器を認定していたが、既報の通り、昨年の感染性廃棄物処理マニュアル改訂を機に認定制度の見直しを図ることになった。 その後、「制度検討委員会」を設けて容器の製造・販売業者、処理業者、医療機関等より意見を聞きながら評価制度のあり方を討議してきたが、先ごろようやく新制度の骨格がまとまり、本格的な申請募集の準備に入ることにしている。

東京医療廃棄物処理協同組合

(社)東京産業廃棄物協会の事務所移転に伴い、3月14日(月)、東京医療廃棄物処理協同組合の業務センターを協会の新事務所に移転することになった。

業務センター:東京都千代田区内神田1−9−13 柿沼ビル7F

このことわざを知っていますか

「羹に懲りて膾を吹く」。このことわざをご存知の方も多いと思うが、字も難しく若い方々にはピンとこないかもしれない。

人間の習性は、時代が流れ機械文明が発達してもあまり変わらないものといわれ、ある物事について当事者にとっては真剣そのものであっても、はたから見ると滑稽にさえ思えて全般的に何ともやりきれない感じを与える。

熱いもので懲りているので、冷たいものでもさましてから口に入れるさまを、皮肉を込めて表したこのことわざ、再三にわたり改正を行っている廃棄物処理法に置き換えてみたらどうだろうか。特に医療廃棄物に関して現在の結果を見ると、その過程でどうにかならなかったのかと常に思っている。

法律が変わるたびに過剰に反応し、法律の解釈や指導に理解しにくい面があり、法の精神がかすむ恐れさえあることを心配している。

適正処理の道を進んでいる現状に水を差すようで気が引けるが、やはり医療廃棄物については初めから関係者の合意がないまま、いわゆるボタンの掛け違い状態が現在も続いているのかなと思うことが多くなった。